塙の天祭
栃木県 那須烏山市
| 📅 開催日 | 2026年8月30日(日) |
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イベント概要
国の無形民俗文化財に選択されているが三箇(さんが)塙地区の松原寺(しょうげんじ)境内で行われます。この祭りは、鳥海上人(ちょうかいしょうにん)(出羽国出身)が高野山で修行を修め、郷里に帰る途中、この地で病に倒れ、当地に松原寺を開山、享保年間に出羽三山を勧請し、天祭行事と念仏踊りを伝えたのが始まりといわれ、神仏混交の珍しい祭りです。 祭りは日天、月天を中心とした諸処の神仏を勧請(かんじょう)し、神官・僧・行人によって各行事が厳かに執り行われます。そして、鉢巻浴衣姿の地元の子供達が、笛や太鼓に合わせ「綾竹(あやだけ)踊り」や「扇子踊り」を披露すると祭りは最高潮に達します。 かつては、毎年二百十日(9月1日)を中日として、二夜三日にわたって風雨順時、五穀豊穣を祈願し行われていましたが、現在は二百十日に最も近い週末に実施されています。 初日に大世話人の指揮のもと、松原寺境内に天棚を組み立てます。翌日は行人が水垢離(みずごり)をとり、神官・僧・行人が天棚に登り祈りをささげます。その後、お囃子のリズムに乗り法被姿の子供たちが舞台に登場します。太鼓や笛に合わせ、「綾竹踊り」や「扇子踊り」をダイナミックに披露します。天棚上の祭り(神送り)の後、太鼓場で太鼓打ちの奉打(ほうだ)(ぶっきり)があり、翌週には天棚が壊されて祭りが終わります。
🌟 見どころ・アクセス情報
栃木県那須烏山市三箇の松原寺境内で毎年8月末の週末に行われる「塙の天祭」は、国選択無形民俗文化財に選ばれた神仏混交の珍しい祭りです。出羽三山信仰を伝える鳥海上人ゆかりのこの祭りでは、神官・僧・行人が厳かに諸行事を執り行い、鉢巻浴衣姿の地元の子どもたちが笛や太鼓に合わせて「綾竹踊り」や「扇子踊り」を披露します。子どもたちの舞が始まると祭りは最高潮に達し、境内に響く笛の音と太鼓の音が山里の静寂を彩ります。那須烏山市街地から車で約20分、東北自動車道・矢板ICから約40分が目安です。公共交通機関はアクセスが限られるため、マイカーでの来場が現実的です。那須烏山市には那珂川の清流があり、カヌーや釣りなどアウトドアも楽しめます。山あげ祭で有名な烏山の城下町散策と組み合わせると旅の充実度が増します。山間部のため夕方以降は涼しくなりますので、薄手の上着の準備をおすすめします。那須烏山市三箇地区に古くから伝わるこの独特の天祭は、関東でも類を見ない民俗的価値の高い行事です。